先日、竜王戦の挑戦者決定戦第3局が行われ、羽生二冠が松尾八段を下し、竜王戦への挑戦権を獲得した。私は当日は外出していてリアルタイムでは見られなかったが、翌日、ニコ生のタイムシフトで対局を視聴することができた(ただし、ついうっかりyahooのトップページを開いたときに、対局結果のネタバレを見てしまったが)。
タイトル戦の相手は、渡辺明竜王。史上唯一の永世竜王の資格保持者で、竜王戦では圧倒的な強さを誇る棋士だ。今年の冬は、熱い冬になりそうだ。
先日、竜王戦の挑戦者決定戦第3局が行われ、羽生二冠が松尾八段を下し、竜王戦への挑戦権を獲得した。私は当日は外出していてリアルタイムでは見られなかったが、翌日、ニコ生のタイムシフトで対局を視聴することができた(ただし、ついうっかりyahooのトップページを開いたときに、対局結果のネタバレを見てしまったが)。
タイトル戦の相手は、渡辺明竜王。史上唯一の永世竜王の資格保持者で、竜王戦では圧倒的な強さを誇る棋士だ。今年の冬は、熱い冬になりそうだ。
見てて疲れた(;´Д`)
次局は8月25日です。
藤井聡太くんの連勝記録や「ひふみん」効果による将棋ブームも一段落付いた感があるが、将棋ファンにとって非常に、非常に重要な対局が、お盆休み終盤、明日、8月14日に行われる。
すなわち、第30期竜王戦 挑戦者決定戦 第1局、羽生善治三冠 対 松尾歩八段 の対局である。
この対局がどれだけ重要かについて今日は書いてみたい。
将棋界には現在8つのタイトルがある。「タイトルって何?」という方もいらっしゃると思うが、要するにタイトルとは称号のことである。例えば「名人」というのはタイトルの一つで、現在、全将棋棋士の中でただ一人、佐藤天彦九段だけが、「佐藤名人」を名乗ることができるわけだ。羽生善治九段は、「棋聖」「王位」「王座」の3つのタイトルを持っているので、「羽生三冠」などと呼ばれたりする。
タイトルを手に入れるためにはどうすればいいかというと、1年間かけて行われる各タイトルのトーナメントやリーグ戦を勝ち抜き、さらに現在タイトルを持っている棋士と5番、あるいは7番勝負を行って、それに勝ち越すことが条件とされている。そうして前年度のタイトル保持者からタイトルを奪うことができるわけだ。
さらに、各タイトルには「永世称号」と呼ばれるものがある。これは各タイトルを一定回数以上獲得することで得られる、特別な称号のことだ。例えば「永世名人」などがこれにあたる。この永世称号は普通のタイトルと違い、奪われるということがない。一度永世称号の資格を得られれば、棋士を引退したとしても、永遠にその称号を名乗ることが許される(ただし基本的に永世称号を名乗るのは引退後である)。
ここで、羽生三冠の持っている永世称号について考えてみる。羽生三冠はなんと、現在ある8つのタイトルのうち「名人」「棋聖」「王位」「王座」「王将」「棋王」の6つの永世称号を持ち、さらにあと1回「竜王」のタイトルを取れば、「永世竜王」の資格を得ることができるのだ(ちなみに、最後の「叡王」のタイトルは今年できたばかりであり、永世称号どころか叡王のタイトルを持つ棋士もまだいない)。
羽生三冠はかつて、若かりし頃、7つのタイトルを同時に獲得したことで知られているが、7つの永世称号を獲得したとすれば、これもまた前代未聞、空前絶後のことである。藤井四段の連勝記録以上の大ニュースであり、国民栄誉賞も授与されるのではないかという噂もある(多分どこかにある)。
羽生三冠は以前、永世竜王のタイトルまであと一歩に近づいたことがある。それは今から9年前、渡辺明竜王に、当時の羽生名人が挑戦したときのことである。竜王戦7番勝負で羽生名人が3連勝、竜王奪取はほぼ確実と思われたが、その後なんと悪夢の4連敗を喫し、名人は破れたのである。
その2年後、羽生名人はまたも竜王戦において渡辺竜王に破れ、さらにその4年後、竜王戦決勝トーナメントの決勝戦まで勝ち進むも、若手の強豪糸谷哲郎六段に破れ、挑戦ならず。あと一歩のところで竜王のタイトルを掴み損ね続けているのである。将棋界の生きる伝説、羽生三冠にとって、竜王位、そして永世竜王の称号はまさに将棋人生をかけた悲願なのである。
そして今年、竜王位獲得の大きなチャンスが訪れた。竜王戦決勝トーナメントにおいて、今年名人戦に挑戦した強豪、稲葉陽八段を破り、3年ぶりに羽生三冠が決勝トーナメント決勝戦にコマを進めたのである。この松尾八段との三番勝負に勝ち越せば、永世竜王の資格を持つ渡辺明竜王とのタイトル戦に挑戦することができる。
対局の様子は、ニコニコ生放送で完全生中継されるようだ。 私はプレミアム会員なので、朝からPCに張り付く予定である(べつに私はニコ動の回し者ではない)。大注目、世紀の決戦だ。
八田隆「勝率ゼロへの挑戦」を読んだ。著者である八田隆氏の裁判の様子を描いたノンフィクションである。
著者の八田氏は脱税の疑いをかけられて、起訴される。これはただの冤罪事件ではない。マルサ(国税局査察部)が告発し、検察特捜部が起訴した事件は、これまで全て有罪判決が下っており、無罪になったことは一度もない。そのような絶望的な状況で、八田氏はあくまでも無罪を主張し、検察に真正面から戦いを挑み、そしてついに史上初の無罪判決を勝ち取るという内容だ。
著者の常人離れした知能と不屈の精神には驚嘆するが、逆にそこまでの超人的な能力がなければ無罪は認められないのかと恐ろしい気持ちにもなった。
本の巻末付録には、八田氏の被告人最終陳述が全文掲載されている。文章は非常に明快で、かつ、感動的な内容だった。全文はネットで読むことができるが、一部分を抜粋してここに引用したいと思う。
最後に、検察の方々に一言だけ申し上げたいことがあります。それは、あなた方の初心を忘れてほしくないということです。あなた方が、法曹界を目指したのは何のためだったのでしょうか。社会正義の実現のためにほかならなかったのではないでしょうか。厳しい司法試験合格の後、まさに秋霜烈日の気概を持って、検事の道を選んだのではなかったのでしょうか。世の中の誰に対してより、その頃の自分に胸が張れるような仕事をするよう心がけて下さい。
そうすれば、自分たちに有利な証拠だけを開示して不利な証拠を隠すであるとか、検面調書を密室で自分たちに都合よく作文するとか、ましてや無理に被疑者に自白をさせることや、無理に起訴をすることがあなた方の仕事ではないと容易に理解できるものだと思います。
全文は八田氏のブログに貼ってありますので、興味のある方は読んでみていいと思います。
http://fugathegameplayer.blog51.fc2.com/blog-entry-470.html
1995年にアーケードゲームとして登場し、1997年には数々の追加要素が盛り込まれたセガサターン版が発売されたシューティングゲーム『ゲーム天国』が、プレイステーション4とSteam向けに発売されることが決定。
マジか。
マジか・・・。
今年読んだ本の中で印象に残っている一冊として、福田ますみ著「でっちあげ 福岡「殺人教師」事件の真相」というノンフィクション本がある。
本の内容を簡単に説明してみる。2003年、福岡市の小学校で、教師によるいじめ事件が起きた。被害者である児童の母親が新聞・雑誌に告発、大ニュースとなって教師は懲戒処分を受けた。その後マスコミによる報道は加熱し、教師は日本中からバッシングを受けたが、実はそのいじめ事件は、母親による狂言・でっちあげだった、という内容だ。2013年、教師によるいじめの事実は確認されなかったとして、懲戒処分は取り消された。
本の中では、十分に取材をしないまま報道をしてしまった新聞・雑誌に対しての批判が述べられている。週刊文春がこの事件を最初に報道したとき「史上最悪の『殺人教師』」との見出しが付けられていたという。
ところで教師による不祥事は毎年何件も起こっているが、つい最近も、教師が生徒に窓から飛び降りろなどと発言したという事件がニュースになっていた。この事件も、当初は教師側を批判する声が大きかったが、時間が経つにつれ、どうも風向きが変わってきたようだ。
私のような庶民はマスコミ報道を通じてしか事件の詳細を知る術はないわけだが、マスコミには、まあ期待するだけ無駄なような気もするが、きちんと取材して偏りのない報道をしてもらいたいものだ。
竜王戦本戦2回戦、藤井聡太四段 対 佐々木勇気五段 の対局は、佐々木五段が勝利し、藤井四段の連勝記録は29でストップした。
藤井四段の強さは私が語るまでもない・・・というか、どれほどすごいのかよく分からない、というのが正直なところだが、まだ中学生でありながら記者の質問にきちんと敬語を使って受け答えをしているところがすごいと思った。 たぶん私よりしっかり受け答えができていると思う。
連勝記録がストップしたのは残念だと思うが、本人としては少しホッとした部分もあるのではないか? どうだろう。 私ごときでは、勝負の世界に生きる人たちの気持ちに想像の及ばないところがある。 ともあれ、藤井四段の今後の活躍は全将棋ファンにとって今後も注目の的であり続けるだろう。
将棋界の今後の注目ポイントとしては、まず、羽生三冠のタイトル戦(棋聖戦・王位戦・王座戦)の行方だ。3タイトルとも若手強豪との対戦がほぼ確定している。 また竜王戦の今後の対局も注目だ。 羽生三冠には今年こそ竜王のタイトルを獲得してほしいと思っている。